ワンタンメンの満月 三鷹店オープン
極薄で口に入れるととろけるような食感で知られる「ワンタンメンの満月 三鷹店」が2月8日、東京・三鷹の中央通りにオープンした。
昭和初期に始まる酒田ラーメンは、港町に相応しくトビウオの焼き干し、鰹節、さば節、煮干し、昆布などによる海鮮出汁を基本に、豚骨や鶏ガラなどの動物系の出汁、椎茸やネギの野菜類を加えたスープと自家で製造した麺が特徴で、帰郷したときには食べずにはいられないソウルフード。1960年、ラーメン店で10年に渡る修業を終えた齋藤省吾さんが開いた「満月」もその伝統を受け継ぎ、看板メニューは創業当時からワンタンメンとした。幾度となく圧延を繰り返して薄く伸ばした極薄のワンタンの食感が話題となり、今では全国からラーメンファンや観光客が訪れ、行列ができる人気店に成長した。
2014年「酒田ラーメンを全国区に広めたい」という思いで仙台に開いたのが、「満月 仙台定禅寺店」。三鷹店は当店の創業60周年の記念事業で、県外進出の2号店となる。
2月6日のプレオープンには、昨年12月の第22回ふれあい酒田総会・懇親会でトークショーをお願いした(株)ピエロの創始者で近くに本社を構える布川郁司最高顧問や同社の本間道幸代表取締役社長、それにふれあい酒田の本宮正幸会長などが、酒田の本店から直送されるている文字通り「雲を吞む」ような食感のふるさとの雲呑が入った「満月のワンタンメン」に舌鼓を打った。
都内進出を陣頭指揮した二代目の齋藤直さんは、初代がこだわり続けたワンタンを受け継ぎながら、新しいメニューや素材にも取り組んでいる。
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